これ、新型スカイライン350GTハイブリットの空気圧センサーバルブ付き19インチ純正アルミホイールとランフラットタイヤ(245/40R19)なんです。
聞くだけで高そうな・・
新品の価格は、
純正アルミホイール(細かな付属部品含む)は1本¥74,844-
純正ランフラットタイヤは¥69,120-
それに取り付け作業料別途。・・だそうでタイヤホイール1本が15万円ぐらい必要なんです。
でもタイヤの傷は深くて危険だし、最近買ったばかりの新車なのでガリ傷が入ったままのホイールではいやだし、放っておくわけにはいかない そんなKさんが当店に来られました。
お勧めしたのはホイール修正と新品ランフラットタイヤ。お見積りは先ほどの15万円の半分以下になりました。
Kさん、決断されました。そして打ち合わせをした作業日の朝ご来店。さあ、真剣勝負の始まりです。
傷の部分だけを研磨します。
今回は浅い傷だったので溶接で肉を足すまでの必要はなくこの部分だけの研磨でいけそうでした。
まずは粗削り
粗めの研磨をして、見た目の傷を消していきます。段階的に細かい研磨をかけることにより鏡のような輝きになっていきます。今回のホイールはツルツルピカピカではなく意識的に細かな細いヘアラインを残した仕上げになっているので、その表現を再現しました。
ご覧の通り元の傷はまったくわからない上に、輝き方までが直していない部分と見分けがつかなくなります。研磨をかけた部分はアルミの地肌が表面に出てしまっているので、後々酸化することによる輝きのくもりを防ぐために硬質で透明のガラスコートを施します。以上で修正は完了です。
次に空気圧センサーバルブ(左下)と新品のランフラットタイヤ(右下)の装着です。このセンサーバルブは黒い部分がプラスチックでできているので、タイヤを組み込む際には細心の注意が必要です。タイヤの組み方しだいではこの部分に力がかかり破損してしまいます。その上に難易度が高いランフラットタイヤを組み付けることになるので心して作業を行います。ここはタイヤ専門店の技術と経験と意地で問題なくクリア。
指紋などが残らないようチェック。
う~ん。新品と変わらないねぇ~、と満足げに拭いている様子です。
最後に忘れてはならないのは、
タイヤ空気圧警告システムを初期化すること(メーターパネル内で行います)。現在の空気圧を基点にして変化すると警告する仕組みなので、タイヤを替えた時には必須の操作です。
これを怠ると警告ランプがつきっぱなしになり、持ち主の方がディーラーさんに駆け込んだりすることになります。
以上の修理工程は通常最低2~3日かかりますが、
『HV37スカイライン350GTハイブリット』
このクルマにはスペアタイヤがなく、その間お貸しできるホイールも存在しない(普通のサイズではない)ので、あらかじめ何もかも準備をしてスタッフも揃えて1日でやってしまいました。
以上、少々長いコメントになりましたが、
Kさんにも喜んでいただけたと思います。ありがとうございました。
我が橋本ゴムのショールームの片すみからか細い鳴き声がしていました。
声がする方へ行くと生まればかりのだと思われるすずめの赤ちゃんが
迷い込んで出れなくなっていました。
外のタイヤの上に乗せてやると、
一生懸命にチュンチュンチュンチュン・・・・
お母さんを呼んでいるのでしょう。
小一時間も鳴いていたでしょうか。
だんだん鳴く元気も無くなりはしないか心配になり始めたころでした。
遠くの電線からしっかりした鳴き声がしたかと思えば
あっという間にこの子を迎えに舞い降りてきました。
そしてお母さんに連れられてぎこちなさそうに飛んで行きました。
元気でやれよ・・・
BMW 118iでご来店のMさん、GW直前ぎりぎりで装着することができました。
間に合ってよかった。
まずは作業開始前、新車装着の205/55R16がついています。
今回選んだホイールは、WORKのGNOSIS GS1 color : マットディープブラック
タイヤは、MICHELIN Pilot Sport 3 size : 225/40R18 92Y XL
ホワイトのボディに ブラックのホイール、でき上がりはこうです。
何とも言えない大人の色気・・・
長い目で見て、前後のローテーションが
できる事を前提とした余裕のマッチングなので、
リアのクリアランスは敢えてツライチを避けている。
これがかえって大人の余裕か?
当然ながらBMWでタイヤを交換した時には忘れてはならない「タイヤ空気圧警告システム」の初期設定は基本です。運転席前のメーターパネルで行うのですが、これを怠るとメーターの中にある警告灯がつきっぱなしになり、これを消すためにユーザーの方がディーラーさんに駆け込むなど四苦八苦しなければならなくなるのです。この初期設定までしてすべて完了。
クルマに負けていない ナイスGuyでした。Mさん、ありがとうございました。
フィアット500のオイルとフィルター交換です。
これはエンジンの下から見上げる角度で撮った画像です。広いカバーを外すと 今外している真上ぐらいの所にオイルパン(オイルを溜めているタンク)があります。よくある日本車とほぼいっしょなので問題はありませんが、ドレンボルトの首元が特殊な恰好をしているのでドレンガスケットの選択には注意が必要だと思います。ちなみに純正シーリングガスケットを使用しました。
使用したオイルは、Syn GLOUD FIVE-SPEC 5W40全合成油です。
約3リットル使用しました。フィルターを交換したのでもう少し多めでした・・・
次にフィルター交換。フィルターは湿式で純正品を使用。
交換時に注意する点とすれば、フィルターカバーを外すのに使う工具はいつもは使っていない特殊なサイズの工具であることと、フィルターカバーを必要以上に強く締め付けられていると(正式な締め付けトルクは25N・m)緩めるのに手こずることぐらいでその他は通常通りです。
この、サイドがじゃばら状の上面が白いものが純正オイルフィルターで、上の画像の黒いなべのふたの様なカバーの中に入っています。
カバーの側面にあるオイルを密閉する働きのラバーリングも劣化するので、念のため交換してから取り付けます。このカバーはプラスチック製なので締めすぎは禁物。規定トルクでの締め付けが必要です。実際このクルマも他地域から引っ張ってきたものらしく、その時のフィルター交換の際の締め付けは常識はずれの強さでされていたようでした。
以上、フィアット500のオイル・フィルター交換の状況報告です。オーナーのHさん、費用についても非常に満足げで またよろしくと言っていただきました。
ありがとうございました。
青いスイフト スポーツがやってきて、中からスイフト美人が現れた。 残念なことに足元を見るとホイールがガリガリ。 飛び出してきた自転車のおばちゃんを避けたら、こんなことになったんですって・・・。 おばちゃん、飛び出さないでよ~って感じですねー。 でも、おばちゃんにけがもなく車体も無事だったので不幸中の幸いだと思いますよ。
それにしても、これではかわいそうです。
お気に入りのダークブロンズのリム。微妙に輝きを持たせたこの色は、誰がやっても塗装で再現するのはむずかしくマズイ仕上がりになることが予想できたので、ここは思い切ってリムの先端だけを色を剥いで磨き上げる『光輝リム』に仕上げてみては?・・とのご提案をしたところ、じゃあそれで・・ということになりました。
4本ともデザインをそろえるために無傷のホイールまでも先端ポリッシュ仕上げにしないとおかしいでしょ。だからやりました。ここまで来れば責任重大。
でもこれならok?。いかにも始めからこうでした かのようでしょ?このほうがメリハリがあっていいかも?!
磨き上げたリムの先端部は酸化して輝きがにぶくならないように強化ガラスコート加工を施しているのであとあとも安心です。
仕上がりはご覧のとおり 大成功でした。この機会にタイヤもブリヂストンPZ-Xで新調して気分よく帰って行かれました。お気をつけて・・・ありがとう。